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[POV: a Point of View]
ドキュメンタリー、100通りの真実を映す鏡
Documentary: The mirror that reflects hundreds of truths

「真実なんてものは観る人によって違うものでね、キャメラを回す人が100人いれば、100通りの真実があるんです」─森達也。極論を承知で言うなら、ドキュメンタリーはヤラセでもいいから、作り手なりの「真実」を見せてくれるものであるべきだ。その「真実」が、観客である我々が考えているそれと、ぴったり重なりあうことは稀であるかもしれない。しかし、ある特定の対象について、他人の捉え方を知ることは決して無駄な作業ではない。とりわけ、それが自分もよく知っている対象であるならば。 A:人物の記録。B:事象の記録。C:事物の記録。D:音楽の記録(バンドのライブなど)。E:以上の区分に当てはまらないもの、または複数の要素を含むもの。
C★3路地へ 中上健次の残したフィルム(2000/日)ドキュメンタリーながら作為的なところがちょっと目についたのでこの点数。いや、本当は作為があってもいいんだけど、それが観客に分かってしまうようではいかん。[新文芸坐]投票
D★5ザ・ローリング・ストーンズ シャイン・ア・ライト(2008/米=英)「Street Fighting Man」たちが世界を動かす日(バンドとしての素晴らしさは皆さんが言い尽くしているので、別の角度からの話を)[TOHOシネマズ六本木ヒルズ1/SRD] [review]投票(1)
D★4ソウル・サヴァイヴァー(2002/米)ソウルにあまり明るくない自分にとって「ソウルのことがよく分かる作品」ではなかったが、やはり“本物”の歌声は魂を揺さぶる。[ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ5 (TIFF2004)/SRD]投票
D★4ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ(1999/独=米=仏=キューバ)ハバナの高い波にもまれて生きてきたミュージシャンたち。彼らの演奏にはその人生が凝縮されている。そして、ステージ上でソロを振られている間は、誰でもが主人公になれるのだ。[Video]投票
D★4ライトニング・イン・ア・ボトル 〜ラジオシティ・ミュージックホール 奇蹟の夜〜(2004/米)ゲップが出るほど豪華な出演者のラインナップ。ステージの記録映像としても過不足ない。ただ、ここまで来たら5時間のオリジナルステージもぜひ観たいな。[玉川高島屋SCアレーナホール (試写会)]投票
D★4フェスティバル・エクスプレス(2003/英=オランダ)結局はライブの記録映像に留まってしまっていて、「フェスティバル・エクスプレスとは何ぞや」ということが十分分かるわけではない。でも★4なのは、ひとえにジャニス・ジョプリンにやられたから。嗚呼、惜しい人物を失ったものだ…(今さら)。[シネセゾン渋谷/SRD]投票
D★3ソウル・オブ・マン(2003/米)ヴェンダースは何か勘違いしてないか?[ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズART/SRD] [review]投票
D★3炎のジプシー・ブラス 地図にない村から(2002/独)演奏シーンがぶつ切りになっているおかげでせっかくの迫力が半減。実際の彼らはもっとすごいんだよね? 頼むからそうだと言ってくれ。[ユーロスペース2]投票
E★5デート・ウィズ・ドリュー(2004/米)金なし、職なし、モテる要素なしと三拍子揃ったボンクラ男が、全世界の同じようなボンクラ男どもに夢と希望と勇気を与える![TOHOシネマズ六本木ヒルズART/SRD] [review]投票
E★5ボウリング・フォー・コロンバイン(2002/カナダ=米)この問題に対するマイケル・ムーアなりの分かりやすい解答。その明解さには驚くばかり。ただし米国人でミシガン出身でNRA会員の監督が、なぜこのスタンスを取るに至ったかも知りたいものだ。[TOKYO FMホール (試写会)] [review]投票(7)
E★4ロジャー&ミー(1989/米)若き日のマイケル・ムーア、苦いスタートを切るの図。それにしてもこの1作目から自分のスタイルが定まっているのには驚かされる。[シャンテ・シネ2 (PFF2003)]投票
E★4アマンドラ!希望の歌(2002/南アフリカ=米)音楽は人を動かし、歴史を変えるに足る力を持っている。それを製作側もよく理解していることが伝わってくるかのような一作。とりあえずこれもサントラ買おう。[ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ3/SRD]投票
E★4全身小説家(1994/日)ひとりの小説家の虚飾を暴露して、それでいて井上光晴という人物を貶しているわけでもない。ここまで突き放しているとある意味怖いくらいだ。[BOX東中野]投票(1)
E★3フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白(2003/米)現在のアメリカは過去から何一つ学んでなどいないということが、マクナマラの言葉から図らずも浮かび上がる。彼の教訓は示唆に富むものではあるが、「85歳にもなって今さら何を言い出すのか」という印象もないではない。[ヴァージンTOHOシネマズ六本木ヒルズ1/SRD]投票
E★3ワン・プラス・ワン(1968/英)この映画を観て実感したこと2つ。1:ザ・ローリング・ストーンズは偉大なバンドである。2:やはり私にはジャン・リュック・ゴダールは合わない。[Video]投票(1)
この映画が好きな人達

このPOVを気に入った人達 (4 人)死ぬまでシネマ shaw 町田 カノリ