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[POV: a Point of View]
−ウィリアム・キャッスルと関連作品−

観客を驚かすために客が座る椅子に電気ショックを与えるギミックを取り付ける、観客が死亡した場合を考慮して、映画館に看護婦を待機させて、あらかじめ保険も用意しておく、自ら霊柩車に乗って劇場に駆けつけては棺桶から登場して驚かしてみせる、など見せ物に徹した映画製作を続けたプロデューサー、ウィリアム・キャッスル(1914生−1977没)の関連作品を集めてみました。 A=プロデュース作品などキャッスルに直接関連した作品 B=キャッスルに影響を与えたもしくはオマージュを捧げた作品 C〜F=大きく謳われた宣伝方法などキャッスル作品を連想させられる作品(C=保険/D=音響効果/E=立体映像/F=上記以外)
A★5ローズマリーの赤ちゃん(1968/米)監督の座をポランスキーに譲ったそうです。キャッスルはプロデューサー側に。 [comment]
A★3第三の犯罪(1961/米)ギミック名:FRIGHT-BREAK。
A★3ティングラー 背すじに潜む恐怖(1959/米)ギミック名:PERCEPTO。
A★3戦慄の殺人屋敷(1963/英)テレビ東京系で昼下がりにたまに放映されています。アダムス・ファミリーの漫画家が美術を担当。
A★0燃える昆虫軍団(1975/米)ウィリアム・キャッスルが最後に手掛けた映画。昆虫パニック物。
A★0血だらけの惨劇(1964/米)何がジェーン〜以後、スリラーに傾倒していたジョーン・クロフォード出演作品。
A★0タイコンデロガの砦(1953/米)
A★0上海から来た女(1947/米)キャッスルのアイデアが元になってる映画。製作補としてクレジットされてるそうです。
A★013ゴースト(1960/米)ギミック名:ILLUSION=0。
B★5悪魔のような女(1955/仏)古典的スリラー。キャッスルに第一回恐怖映画「Macabre」を作らせるきっかけとなった映画。 [comment]
B★5サイコ(1960/米)劇場公開時上映開始後の観客の入場が禁止されました。ヒッチコックがキャッスルを真似た希有な例? [comment]
B★2TATARI(1999/米)キャッスル監督作『地獄へつづく部屋』(1959)のリメイク。 [comment]
B★1ゴーストシップ(2002/米=豪)ダーク・キャッスル・エンターテイメント第3弾。これはオリジナル作品。
B★0ポップコーン(1991/米)劇中劇として、キャッスル的ギミックを再現しているそうです。
B★0ゴシカ(2003/米)ダーク・キャッスル・エンターテイメント第4弾。これはオリジナル作品。
B★013ゴースト(2001/米)
B★0マチネー 土曜の午後はキッスで始まる(1993/米)キャッスルをモデルとした架空の映画監督をジョン・グッドマンが演じているそうです。
C★5サスペリア(1977/伊)キャッスル的宣伝方法...上映中ショック死した場合1000万円支払う、「ショック死保険」を用意。 [comment]
C★4サンゲリア(1979/米=伊)キャッスル的宣伝方法...上映中ショック死した場合ハワイに墓を建てる、「ショック死保険」を用意。 [comment]
C★3バーニング(1981/米)キャッスル的宣伝方法...鼓膜、声帯を痛めた場合に備えた、「絶叫保険」を用意+バンボロ・サウンド。 [comment]
○リクエスト予定...『地獄へつづく部屋』、『真夜中にベルが鳴る』。...○ギミック=本来の意味は手品師が使うタネのことみたいです。キャッスル的には観客を面白がらせるための映画に付随する様々な仕掛けを指すみたいです。   ○各作品のギミックの名称とその効果。 『ティングラー』(PERCEPTO/観客の背中に電気椅子で微細電流を流す)、『地獄へつづく部屋』(EMERGO/蛍光塗料を塗った骸骨の等身大模型をスクリーン前に登場させる)、『13ゴースト』(ILLUSION=0/赤と青・色つきのセロハンで幽霊を見分ける)、『第三の犯罪』(FRIGHT−BREAK/真相を明かす直前に途中退場するか否かを観客に選ばせる) ......○音響を売りにした他のおもな映画...『デアボリカ』(サーカム・サウンド)、『テンタクルズ』(トレンブル・サウンド)、『猛獣大脱走』(ロアリング360)、『サランドラ』(ダブル・テンション・システム)。○ロバート・ゼメキスジョエル・シルバー主宰のダーク・キャッスル・エンターテイメントにて、キャッスル作品、続々リメイク中...(オリジナル作品もあるようです。)
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