[POV: a Point of View]
読んでから見るか、見てから読むか。原作と映画、どちらが先?
最近、再び注目を集めた『人間の証明』。これを角川が映画化した時に、爆発的に流行したのが表題のキャッチコピー。私が見た映画の中で、原作と映画、どちらが先だったかをまとめてみました。いざPOVを作って見ると、原作を読んでいない映画が圧倒的に多かった。原作があることも知らない映画もけっこうあると思うので、おいおい修正していきます。
A | すばらしき世界(2021/日) | 原作佐木隆三「身分帳」。文庫本は絶版状態だが映画化で新版、西川美和も寄稿。一読の価値あり。 | [comment] | |
A | 宇宙でいちばんあかるい屋根(2020/日) | 私には、原作よりも映画の方が圧倒的に感動的に思えた。原作小説は面白いが、ただそれだけにも見える。 | [comment] | |
A | 告白(2010/日) | 湊かなえの同名小説が原作。橋本愛にしびれた映画だが、『少女』のついでに原作を買った。 | [comment] | |
A | 少女(2016/日) | 湊かなえの同名小説が原作。物語そのものに興味が持てたので読んでみた。 | [comment] | |
A | トリガール!(2017/日) | 中村航の同名小説が原作。映画を観てその青春ぶりが嬉しそうに感じられてつい読んでみた。 | [comment] | |
A | 下妻物語(2004/日) | 嶽本野ばら原作。監督が原作にほれ込んだのがよくわかる。ヒロイン二人のキャスティングは絶妙。 | [comment] | |
A | 機動戦士ガンダム(1981/日) | 「原作」ではないが富野義幸著による小説あり。アニメとは相当違うが、悪くない。 | [comment] | |
A | 海の沈黙(1947/仏) | 占領中に地下出版された同名小説が原作。ほぼ原作通りだが、ラストには映画独自のつけ加えがある。 | [comment] | |
A | ペイチェック 消された記憶(2003/米) | フィリップ・K・ディック原作。ディック原作の映画化にしては、設定などが比較的原作に似ている。 | [comment] | |
A | たそがれ清兵衛(2002/日) | 藤沢周平。映画の骨格は同名短編集にある「祝い人助六」とほぼ同じ。小太刀を遣うのも短編集の影響か。 | [comment] | |
A | ヴェニスの商人(2004/米=伊=ルクセンブルク=英) | シェイクスピアの原作に忠実ながら、それとはまったく異なる印象を与える、映画の凄さを再認識。 | [comment] | |
A | 劔岳 点の記(2008/日) | 原作は新田次郎の同名小説。大筋は小説通りだが重要な違いもある。 | [comment] | |
A | 夜明けのすべて(2023/日) | 原作とは違う設定もある。テーマ自体も違うかも。は映画ならでは、という力がある。監督の力なのだろう。 | [comment] | |
A | 決算!忠臣蔵(2019/日) | 「「忠臣蔵」の決算書」は真面目な歴史書。内蔵助を当時の武士社会のありようも含めて研究されている。 | [comment] | |
A | あのこは貴族(2020/日) | 山内マリコの同名小説。読みやすい文体で登場人物の心の動きなどよくわかり、映画を補足してくれる。 | [comment] | |
A | ペンギン・ハイウェイ(2018/日) | 森見登美彦の同名小説が原作。物語は映画で十分だが、科学にまつわる話が気になって。 | [comment] | |
A | 隠し剣 鬼の爪(2004/日) | 藤沢周平の「隠し剣鬼ノ爪」と「雪明かり」。「隠し剣孤影抄」を読んだが他の短編も使われている。 | [comment] | |
A | ヘンリー五世(1989/英) | シェイクスピア原作。これを読んだきっかけは、実は『ムッソリーニとお茶を』を見たから。 | [comment] | |
A | 親指スター・ウォーズ(1999/米) | 一応、原作つき、ということで入れてみました。 | [comment] | |
A | 魔界転生(2003/日) | 山田風太郎原作。漫画化されててそちらを見た。映画と原作では天草四郎の扱いとか、かなり違う。 | [comment] |
A:映画が先。B:原作が先。C:すいません、どっちが先だったか、記憶にありません。D:原作は未読だけど、読んでみたい。E:原作は未読だけど、特に読もうとは思わない。
この映画が好きな人達このPOVを気に入った人達 (14 人) | mimiうさぎ にゃんこ イライザー7 ルクレ リア ダリア kawa ぱーこ トシ わわ セカン ふくふく tkcrows アルシュ |