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[POV: a Point of View]
フジテレビ映画 挫折と栄光の軌跡
玉石混交? 映画製作プロダクションとしてのフジ

フジテレビの映画界進出の歴史は意外と古く、1969年の『御用金』まで遡る。だが映画界の壁は厚く、その後わずか2作を残しただけで約10年間沈黙。81年に製作を再開し、質的な充実を見せるとともに『南極物語』(83)の大ヒットで日本映画界に存在感を示し始める。しかし、その人気も80年代後半から徐々に失速し90年代の長期低迷期を向かえることとなった。次にフジテレビ映画が注目を集めるのは、3作品がキネ旬ベストテン入りする97年まで待たなければならなかった。そして『踊る大捜査線 THE MOVEI』(98)のヒットで一気に浮上。00年以降の日本映画界を代表する製作プロダクションとしての地位を確立し現在(05)に至る。  A・・黎明期(69、71年)  B・・勃興期(81〜88年)  C・・低迷期(89〜96年)  D・・復興期(97〜00年)  E・・隆盛期(01〜05年)  F・・バブル期(06〜現在)
D★0踊る大捜査線 THE MOVIE(1998/日)配収1位
D★0時雨〈しぐれ〉の記(1998/日)キネ旬9位
D★0こちら葛飾区亀有公園前派出所 THE MOVIE(1999/日)
D★0ジュブナイル(2000/日)興収15位
D★0フランダースの犬(1997/日)
D★0メッセンジャー(1999/日)
D★0機関車先生(1997/日)
D★0世にも奇妙な物語・映画の特別編(2000/日)
D★0梟の城(1999/日)
D★0劇場版 金色のガッシュベル!! 101番目の魔物(2004/日)
D★0英二(1999/日)
D★0GTO(1999/日)配収10位
D★0新選組(1999/日)
E★4THE 有頂天ホテル(2005/日) [comment]
E★4電車男(2005/日)興収6位 [comment]
E★4助太刀屋助六(2002/日) [comment]
E★4ウォーターボーイズ(2001/日)キネ旬8位 [comment]
E★4LIMIT OF LOVE 海猿(2005/日) [comment]
E★3レイクサイドマーダーケース(2004/日) [comment]
E★3交渉人 真下正義(2005/日)興収3位 [comment]
※配給・興行収入は「(社)日本映画製作者連盟」発表資料より(99年までは配収10位、以降は興収20位まで発表)■未登録作品 『暁の挑戦』(71)、『プロ野球を10倍楽しく見る方法』(83)、『同・PART2』(84)、『旅芝行進曲』(84)、『海に降る雪』(84)、『宇宙からの帰還』(85)、『いとしのエリー』(87)、『ふ・し・ぎ・なBABY』(88)、『・・・これから物語 少年たちのブルース』(88)、『ジュリエット・ゲーム』(89)、『夢の祭り』(89)、『江戸城大乱』(91)、『餓狼伝説』(94)、『クルタ The adventure a GOLDEN DOG』(95)、『白鳥麗子でございます!』(95)、『鬼平犯科帳』(95)、『ぼくは勉強ができない』(86)、『るろうに剣心 明治剣客浪漫檀譚 維新志士への鎮魂歌』(97)、『ショートブレイク』(01)
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