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[POV: a Point of View]
バイブル2
南部僑一郎・佐藤忠男共著「日本映画一〇〇選」秋田書店・昭和48年刊

小6で買ったこの本は今でもチョクチョク読み返す。100本の映画を死ぬまでに全部映画館で見たいものだ。A〜Gは各1910年代〜1970年代を分別。極私的POV。
B★0路上の霊魂(1921/日)
B★0雄呂血(1925/日)
B★0狂った一頁(1926/日)
C★5大人の見る絵本 生れてはみたけれど(1932/日)焼跡の残滓も生々しく先行真っ暗な戦後不況真っ直中の日本でも、子供は純粋且つ強靱であり女房は優しく包容力があった。信じ難い理想郷を見たという驚きに充ちた驚愕の90分間。緩やかに移動するロングショットでさえ制度内の小津神話を覆して余りある。投票(2)
C★5人情紙風船(1937/日)出口無しの貧乏地獄でも人々は矜持と楽観を手放さない。多くの人物を交錯させつつ、それらを抽出した脚本の妙と中村河原崎の体現する豊穣なダンディズム。ペシミスティックな怒濤の終局は山中の夭折と映画史的符合を成し神話的でさえある。投票(1)
C★4赤西蠣太(1936/日)博士』のセラーズもかくやの千恵蔵2役。特に稀代のピカレスクヒーロー原田甲斐には参った。伊丹演出もここぞとばかりの仰々しきハッタリをかまして絶品。少々クドい諧謔趣味を割り引いてもモダニズムの残滓は余りある。投票(2)
C★3春琴抄 お琴と佐助(1935/日)サディスティック&マゾヒスティックが究極の純愛に…。その世界に惹かれるものは感じないが田中絹代高田浩吉はタイプキャストとしてこれ以上の適役は無いと言っていい位のはまり方。三味線と琴に乗せた編集はダイナミズムがある。投票(2)
C★3祇園の姉妹(1936/日)新旧の時代の相克は、いつ何時でもドラマトゥルギーを発露する。ピチピチの山田五十鈴が先輩格の梅村を凌駕しゆく様は典型的オーソドキシー。映画的安住の地平に有る。しかし、同時代に見た人が感じたろう衝撃は最早微塵もない。投票(1)
C★3河内山宗俊(1936/日)可憐で清廉なる少女の為に無頼野郎どもが立ち上がる…そのヒロイズムは王道だがギャグパートが流れを分断し一気呵成に終盤になだれ込むカタルシスに欠ける。オプティミズム(『百萬両の壺』)とペシミズム(『人情紙風船』)の融合が巧くいってない。投票(3)
C★2浪華悲歌(1936/日)確かに先駆的だったのであろうが、教科書的知識で判断したくはない。ルーティーンそのものの物語に於いても何かしらの凌駕し難い煌めきを保持するのがマスターピースの条件だとするなら、ほとんど無いと言うしかない。投票(1)
C★2瀧の白糸(1933/日)戦前の溝口作品は数作品しか見ていないが正直どれも情緒過多で難儀する。古風的美男美女の新派調大悲恋劇から、それ以上の何かを汲み取ることは出来ない。後年の宮川が未だ不在というのもあるだろうが現存するプリントも劣悪過ぎるのだ。投票(1)
C★0一人息子(1936/日)
C★0若い人(1937/日)
C★0愛染かつら(総集編)(1938/日)
C★0土と兵隊(1939/日)
C★0爆音(1939/日)
C★0土(1939/日)
C★0生命の冠(1936/日)
C★0妻よ薔薇のやうに(1935/日)
C★0マダムと女房(1931/日)
B:『足に触った女』『彼をめぐる五人の女』『忠次旅日記』『お嬢さん』 C:『明治元年』『旅は青空』『また逢う日まで』『祇園祭』『大菩薩峠』『人生劇場』『兄いもうと』『股旅千一夜』『蒼氓』『阿部一族
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