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[POV: a Point of View]
ジョーン・クロフォード

今度はジョーン・クロフォードの作品を特集します。  プロフィール付  1904年3月23日米・テキサス州サンアントニオ生まれ。本名はルーシル・フェイ・ルスール。ジョーン・クロフォードの名は人気が出て来た時に芸名を募集して今の名になった。大学を中退し費用をデパートガールなどのバイト等で稼ぎつつ女優を目指しMGMのスクリーン・テストに合格、24年に映画デビュー。多くの映画に出演し32年の「グランド・ホテル」で注目され同年の「雨」でスターとなる。30年代に多く活躍し彼女のその独特の鋭いメイクと髪型は彼女のスタイルとして定着した。40年代にも多くの同期女優が消えて行く中、彼女だけは華麗な功績を40年代にも残した。50年代も「突然の恐怖」や「大砂塵」等の作品で人気を維持し60年代の前半まで多く活躍した。45年に当時の人気女優だったイングリット・バーグマンやジェニファー・ジョーンズを抑え「ミルドレッド・ピアース」でアカデミー賞主演女優賞を受賞した。女優としてのプライドも高く映画での共演女優との意地の張り合い等の女優してのわがままも有名であのマリリン・モンローやマーセデス・マッケンブリッジも彼女の被害にあった他ベティ・デイビスとの仲の悪さも有名。晩年はSFやパニック系B級映画やテレビ映画に多く出演した。3度の結婚暦がありその内の1人はあのペプシ・コーラの社長で死別後は彼女もペプシ・コーラの副社長に就任している。77年に死去。ジョーンは気が強くアウトローな女性役を演じたら天下一品の女優。特に出世作の『』のサディ役はインパクトがあってけばけばしさを生かして色気を武器にしている感じもしたが洗脳される前とされた後の演技の演じ分けが見事で美しさだけではなく演技力でも期待できる。特に『グランド・ホテル』は色気はなくキャリアウーマンのような感じで違った印象がみられた。他にもインパクトの強さでは『大砂塵』も捨てがたい。どちらかというと強い女の方を多く演じているが『何がジェーンに起ったか?』ではそのアウトローな女性役のイメージを逆手にとって演技に意外な一面を見せている。只インパクトがあるのにジャンルがあまり広がらなかったところが残念。『』や『グランド・ホテル』ではコミカルな一面もみられコメディもこなせる素質はあったので彼女のコメディもみたかった。
A★5グランド・ホテル(1932/米)各エピソードが一見繋がりがなさそうで実は繋がっている描き方はなかなか素晴らしい。 [review]投票(1)
A★5大砂塵(1954/米)ジョーン・クロフォードが一番良いと思わせる作品、撮影中ジョーンとエマ役のマーセデス・マッケンブリッジはかなり対立する位、仲が悪かったと言う事それだからこんだけリアルに対立した状況を作れたんだね。女同士が対立すると言うのはかなり珍しいが個人的に好きだから良い、ジョーン・クロフォードの名演技を観るだけの価値はある。投票(1)
A★5何がジェーンに起こったか?(1962/米)ベティ・デイビスの鬼気迫る演技は素晴らしい、精神的に可笑しくなったジェーン前半は姉のブランチをいたぶる演技がとてもすごかった後半の異常なんだけどおとなしくなるとこはベティ・デイビスの素晴らしさが伝わる、ジョーン・クロフォードの演じるブランチもいたいけさが伝わってとっても良い、これは是非一度は観ておきたい。投票(5)
A★4雨(1932/米)役者としてはサディを改心させようとする宣教師役を演じたウォルター・ヒューストンがミステリアスな雰囲気ももつたわる怪演で素晴らしかった。 [review]投票(1)
A★0ダンシング・レディ(1933/米)
A★0今日限りの命(1933/米)
A★0ミルドレッド・ピアース(1945/米)
A★0ユーモレスク(1946/米)
A★00011ナポレオン・ソロ/ミニコプター作戦(1967/米)
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