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ぽんしゅう

504の呪い
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最近のコメント 10
★4リンダはチキンがたべたい!(2023/仏)秩序を嫌い終始うごめき躍動する輪郭線と、ニース時代のマティスを彷彿とさせる色の洪水。なんとも騒々しくも楽しい物語は、漆黒のなかの回想で始まり幸福そうな乳白色に包まれ終わる。この「無彩色」は亡くなったリンダのお父さんがいる彼女の心象世界なのだろ。 [review][投票(1)]
★4オッペンハイマー(2023/米)原爆の核分裂反応が引き金となって燃焼連鎖が起こり、地球の大気がすべて燃え尽き「世界」が消滅してしまう可能性。科学者にとっては「near-zero」(ほぼ無い)のはずだった現象は、政治的にはゼロどころではなく必然だった「世界」を今、私たちが生きているということ。 [review][投票(1)]
★4毒薬と老嬢(1944/米)自信に満ちた老姉妹(ジョセフィン・ハル/ジーン・アデーア)のほほ笑みは自己満足的「慈善」を皮肉り、批評家(ケイリー・グラント)のベタな狼狽ぶりは創作(演劇/映画)と現実の「悪事」のギャップを嗤う。ラストのオチも人の「関係」の欺瞞性をさらりと暴いて秀逸。[投票]
★3いんちき商売(1931/米)客船内で繰り広げられるハーポとチコのドタバタに加えてグルーチョの饒舌ネタがたっぷり楽しめる構成。悪漢たちの倦怠妻セルマ・トッドと気まぐれ娘ルース・ホールが華を添える。牛小屋の実況モノマネは元ネタを知っていればもっと楽しめたのだろう。 [投票]
★3アラスカ珍道中(1946/米)冒頭、プロデューサー役の男が登場していきなり解説をはじめ続いて平凡そうな中流家庭の老夫婦が物語の導入役。前者は楽屋オチの小ネタ、後者はエンディングの大ネタを担う仕掛け。アクションあり話術ありと多彩なギャグと定番の歌唱で時間を忘れて楽しめました。[投票]
★4マルクス二挺拳銃(1940/米)前半から中盤は兄弟定番のネタでクスクスと笑わせてくれるなか、ときおり爆弾のように炸裂するハーポのスピーディで予想を裏切るサイレント芸で大爆笑。後半の爆走機関車のスラップスティックなギャグの連発は圧巻。あと、いつもながらチコのピアノ演奏には唖然。 [review][投票]
★3キートンの大列車追跡(1926/米)キートン活劇の笑いの肝は“逃走”にあると思うのですが、タイトルどおり前半は“追跡”に費やされるのでフラストレーションが溜りぎみ。後半やっとキートンが逃げる番に。ストレスを吹き飛ばす爆笑を期待するも、なんだか機関車ばかりが目立ってギャグは不発。 [review][投票]
★412日の殺人(2022/仏=ベルギー)容疑者の男たちの泥沼に男だけで組織された捜査班が沈んでいく。沼からは男のどうしようもない傲慢さと暴力性が泡のように湧き出して「男たち」を覆いつくす。救いは新たな判事(アヌーク・グランベール)と捜査官(ムーナ・スアレム)。それは女神の降臨か。 [review][投票(1)]
★4青春ジャック 止められるか、俺たちを2(2023/日)豪放磊落ながら実は緻密な親分肌オーナー若松(井浦新)と、天然良性の優しき夢追い支配人木全(東出昌大)の“学校(スコーレ)”で学んだ映画青年(杉田雷麟)の成長譚に井上淳一が仕込んだのは自身の郷愁ではなく今どきめずらしい「父性」へのリスペクト。 [review][投票(1)]
★3ヤジと民主主義 劇場拡大版(2023/日)警備課は公安課と兄弟だから政権の権威に乗じて恣意的に「人を黙らせるやり口」はこんなものだろ。むしろそれを漫然と傍観している道警になめられた北海道のテレビメディアがなさけない。で、一番ヤバイと思ったのは取り締まりの理由が「迷惑だから」だったこと。 [review][投票(2)]

Plots

最近のあらすじ 5
★4ゴールド・ボーイ(2023/日)沖縄で手広く事業を展開する東ファミリーの婿養子・昇(岡田将生)は自分の地位を確実にするために偶然を装い一族のトップである妻の両親を殺害する。妻の静(松井玲奈)は、東一族であること理由に捜査から外されていた従兄の刑事・厳(江口洋介)に夫の犯行を示唆するが完全犯罪は成立したかにみえた。ところが中学二年の安室朝陽(羽村仁成)と幼馴染みの浩(前出燿志)、そして浩とは父親違いの同い年の妹・夏月(星乃あんな)が昇の犯行を証明する証拠を握っていた。中国のベストセラー小説「悪童たち」を原作に本国でヒットした配信ドラマ「黄金少年」を翻案した港岳彦脚本、金子修介監督によるクライムサスペンス。(129分)[投票]
★4リンダはチキンがたべたい!(2023/仏)8歳の娘のリンダ(メリネ・ルクレール)を勘違いして叱ってしまったお母さん(クロティルド・エスム)はお詫びになんでも“お願い”を聞いてあげると約束する。リンダは幼いときに死んでしまった父の得意料理で唯一の思いでの「パプリカ・チキン」が食べたいと言い出した。翌日、二人は鶏肉を買いに行くが世の中はストライキの真っ最中で店はすべて閉まっていた。リンダの望みを叶えてあげたい一心でちょっと強引な方法で「鶏肉」を手に入れたため警察や団地の隣人たちを巻き込んで大騒動に!キアラ・マルタ/セバスチャン・ローデンバック夫妻の脚本・監督による亡きお父さんの思い出を描く母と娘のフレンチコメディ・アニメーション。(76分)[投票]
★4毒薬と老嬢(1944/米)演劇批評家のモーティマー(ケイリー・グラント)はエレーン(プリシラ・レーン)との結婚報告のため、彼の育ての親である叔母姉妹アビー(ジョセフィン・ハル)とマーサ(ジーン・アデーア)の屋敷を訪ねて重大な事実を知る。なんと叔母たちは10人以上の孤独な老人を毒殺していたのだ。同じ屋敷に住み自分をルーズベル大統領たど思い込んでいる長兄テディ(ジョン・アレクサンダー)と、指名手配の殺人犯で次兄ジョナサン(レイモンド・マッセイ)とその相方の妖しい外科医(ピーター・ローレ)がそこに加わり屋敷は大混乱に・・・。フランク・キャプラのスラップスティックなブラックコメディ。(117分/白黒)[投票]
★4青春ジャック 止められるか、俺たちを2(2023/日)1980年代初頭。東京の名画座を辞めて帰郷していた木全(東出昌大)のもとに映画監督の若松(井浦新)から連絡が入る。自分の映画を上映するための映画館を名古屋に開設することになったので支配人をして欲しいという。若松の言動に翻弄されつつも「シネマスコーレ」と名付けられたミニシアターの運営が始まり、地元大学の映研の金本(芋生悠)とその先輩(田中俊介)がスタッフに加わった。そんな赤字続きの映画館に若松監督に心酔する高校生の井上(杉田雷麟)が通い詰めていた。若松孝二と現在も代表を務める木全純治のクロニクルに自らの青春期を重ねて描く井上淳一脚本・監督の「夢に心をジャックされた者たち」への賛歌。(119分)[投票]
★4瞼の転校生(2023/日)大衆演劇一座の子役で中学三年生の裕貴(松藤史恩)は公演に合わせて転校を繰り返す。今度の学校も一か月後には変わるので一座のことは隠して友達も作らず過ごして、卒業したら座長の父のもと役者に専念するつもりだ。そんな裕貴が、ひょんなことから不登校を続けながら定期テストの成績はクラス一番の建(齋藤潤)とその元カノのクラスメイト茉耶(葉山さら)と過ごすようになる。一方、見習いとして一座に加わった20歳過ぎの地下アイドルの浅香(村田寛奈)の世話係を裕貴がすることに・・・。思春期の葛藤と成長を優しく描く藤田直哉監督の長編第一作。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭20周年と川口市制施行90周年記念映画。(80分) [投票]

Points of View

最近のPOV 5
東京から遠く離れて 追悼、大林宣彦[投票(7)]
2020年4月10日、大林宣彦監督が82歳で逝去されました。生涯に43本の劇場用映画を撮られています。
ギター弾きの仕事 追悼、井上堯之[投票(6)]
ザ・スパイダースのギタリストで作曲家の井上堯之さんが2018年5月2日に亡くなられたそうです。享年77。□出演作(A) □音楽・・70年代(B)、80年代(C)、90年代(D) □再び出演‐2000年以降(E)
私は中川梨絵のファンである[投票(5)]
2016年6月15日。女優の中川梨絵さんが逝去されました。享年67。肺がんだったそうです。・・・・1967年に東宝から成瀬巳喜男作品(中川さかゆ名)でデビュー。その後、日活に移籍してブレイク。70年代前半のロマンポルノを代表する女優のひとりとなります。74年からフリーとなり黒木和雄実相寺昭雄相米慎二池田敏春森崎東ら個性的な作家の作品で存在感ある脇役として活躍されました。なかでも『竜馬暗殺』(74)のモノクローム画面のなかの憂いを湛えた瞳が印象的な遊女や、『歌麿・夢と知りせば』(77)の艶やかな花魁道中姿は忘れることができません。また、このころ唯一のレコード曲「踊りましょうよ」を発表。そのデカダンスな香り漂う甘い歌声に魅了されました。当時、深夜ラジオからラジカセで録音し、擦り切れるまで聴いたカセットテープは私の宝でした。・・・・その後、縁あって2000年以降、私は悪友らと梨絵さんが新宿・四谷で営んでおられた居酒屋に客として伺うようになりました。酔いにまかせた我々の勝手な映画酔談に合わせて、名監督たちのとの想い出や、新作(―こまめにご覧になっていました―)への忌憚ない感想で、その場を楽しく盛り上げてくださいました。にもかかわらず、お店の移転にともない伺う機会を失してしまい、近年は不義理を重ねておりました。・・・・そして、昨日の早すぎる訃報。あちらの世界にも映画界があるのなら、先に逝った方々が梨絵さんの来訪を待ちきれなかったのでしょう。そうとでも思わなければやりきれません。
脚本家・新藤兼人[投票(6)]
そうそう、これも新藤兼人だったよね。
最後のアウトロー 追悼、原田芳雄[投票(11)]
長髪にレイバン、ジーンズ姿。そんなヤクザ、見たことなかった。60年代から70年代へ、大きな転換期を迎えた日本社会が連続性を喪失したのと呼応するかのように、原田芳雄は今までのアウトロー像をひっくり返し登場し、斜陽にあえぐ日本映画界のなかを型破りなエネルギーを発散させながら80年代まで一気に突き進む。しかし、壮年期を迎えた90年代、原田的アウトローは主役の座から退き、どこか居心地悪そうに映画のなかの片隅にいた。しかたあるまい。隆盛から破綻へと向かうバブル騒動のなか、社会に飼い慣らされた中年男はみな従順な羊になり下がり、男盛りの原田が演じるに値する年相応のアウトローなど日本のどこにも居なかったのだがら。そして、最後の10年。ライバル刑事に同情されるアル中の初老のスリ。娘の恋に業を煮やして現れる幽霊。妻の積年の思いに絶句する老医師。商店街の復活を画策する引退した老店主。晩年の原田はエネルギーの燃え残りを燻らせながら、社会や制度からはみ出したじろぐ老人役がよく似合った。日本映画界、不世出のアウトローであった。 ■ニュー・アウトロー時代(A:1968〜74 B:75〜79 C:80〜84)  ■彷徨えるアウトロー時代(D:85〜89 E:90〜94 F:95〜99)  ■翳を引きずるアウトロー時代(G:2000〜04 H:05〜11)