時は全てを破壊するではなく、時は万能薬なのだ。

時は確かに全てを破壊する。自分は不幸だと感じる感覚さえも。だからこそ万能薬なのだ。この映画に描かれいる不幸なんかそこらじゅうに転がっていて、そして人間はそんな不幸には負けず、時が過ぎればまた幸せを手に入れる。アレックスが本を読んでいるように。

時は見守ってくれる、時に優しく、厳しく。

どうやら私は不幸らしい。そんなことは痛いくらい解かっているのだ。現実のつらさから逃れる為に映画を見ているのだ。映画に念を押されたくないのだ。

そんな事をいってる私はどうやら私は不幸らしい…。