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[コメント] 完全犯罪クラブ(2002/米)

キャッチコピーにだまされた。チラシにだまされた 2002年9月28日劇場鑑賞
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







こういうと犯罪を美化してみていると思われるかもしれないが、この映画のチラシやキャッチコピーから見て、もっとスマートでかっこよくて、めちゃめちゃクールな犯罪と思っていた。

そのクールな中に猟奇な狂気を、内なる野心を入れていて、殺人こそ自分の存在みたいな奴らが、今までの事件ファイルなどを駆使して、警察の裏をかきまくる、かっこいい猟奇殺人映画だと思っていた。

死人は一人。手口は巧妙。嘔吐していようと、俺はかまわないと思っていた。こいつらがこれで調子付いてどんどん狂気に走ると思えば。

しかし見事にサンドラ・ブロックの方が上手。二人のチームワークが崩壊して行く様は、確かに上手く描けていたし、若者らしい感じが良く出ていてよかった。

しかしなんだ?これだけしっかりした調べをしたっぽい見事な脚本だとしても、なぜだ?

何か足りない。というか何かいらない。

サンドラ・ブロック扮する女刑事の過去はなぜ物語りに加える必要があったのか?彼女と相棒との微妙な駆け引きはなぜ必要なのだ?

そう、これが俺にとってのこの映画の不要物。

これだけしっかり調べて彼らの完全犯罪を描こうというのだから、しっかり描けばいいじゃないか。

ガキの知識VS敏腕警官

それでいいじゃないか。まったく、惜しいことしたなぁ。

ん?やっぱこんなreview書いてる俺も犯罪と自殺の無い世の中は自由じゃないって思ってる一人なのか?

こう書いたら犯罪を美化しているように思われるかも知れないが・・・・

正直俺は映画見ていてこの二人がサンドラ・ブロックを最終的に殺すことを規定していた。そして彼らは仲間割れして狂気に走ってラストで自殺する。

そんな結末を期待していた。

これだけ異常な奴らになりうる状況が揃っていながら、これだけかっこいい犯罪をやろうとここまで頑張った奴らを。

やっぱ危ないかなぁ・・・・

総合・・・3☆☆☆

(評価:★3)

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