[コメント] デアボリカ(1975/伊=米)
芸のない物言いで申し訳ないが、まさに二兎を追うものは一兎をも得ず。
『ローズマリーの赤ちゃん』の精神的、生理的不快感にも、『エクソシスト』の確かな演出力にも遠く及ばない。何より不満なのは、思わせ振りな冒頭部分の割には、その後は不穏な空気が全く感じられないこと。陽光が降りそそぎ、いかにも風が心地よさげな舞台設定。それがそもそも間違っているような気が。
いっそのこと哀れなディミトリーに焦点を当てた方が、面白そうな話ではある。強いて言えば。
(2006/3/14 再見)
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