[コメント] リード・マイ・リップス(2001/仏)
ストーリー展開は『バースデイ・ガール』によく似ている。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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人付き合いが苦手だが性関係はふしだらな性格の主人公や愛情が芽生えた相手の犯罪計画にどんどん加担させられるところなど、全体的に『バースデイ・ガール』とよく似ている。
『バースデイガール』がサスペンスよりも恋愛を重視したラブコメ映画なら、この作品は犯罪計画を重視したシリアスドラマとなっていて、緊迫感は『バースデイガール』よりも優れている。
前半、アシスタントとして雇ったポールをあごで使い、同僚に自分の企画を横取りされると、会社に無断で寝泊りしていたという弱みに付け込んでポールを脅して同僚から書類を盗むよう指示するカルラの高慢ぶりはなかなか興味深かったが、ポールの犯罪に加担してしまう部分で彼女がどこまで犯罪計画に加担してしまったのか映像からはわかりにくく、終盤のポールを救おうとする彼女の奔走が今ひとつ盛り上がりに欠けてしまっている点が残念。
ポールの保護監察官が犯した殺人事件も結局ポールの犯罪計画と結びつかないのに終盤に割り込ませているのもテンポを悪くした。
役者ではカルラの友人を演じるオリビア・ボナミーが『ブラッディ・マロリー』で演じたクールな正義のヒロインとは打って変わって、自分の子供のお守りをカルラに押し付け、浮気に明け暮れるふしだらな女性を演じていたのが印象的。
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