[コメント] ウェイキング・ライフ(2001/米)
インディペンデント映画としても娯楽映画としても期待すると中途半端な作品。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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夢の中をさまよう少年を描いた映画。
実写映像をデジタル・ペインティングした斬新な撮影方法、各キャラが語る理論と共に現れる幻像とも思える映像など、映像表現としてはなかなか面白い作品だが、ストーリーが面白いかどうかと言うと、非常に退屈としか思えない。
ともかく、幻想的な世界をさまよう少年の姿をだらだらと単調な展開で延々と引っ張り、最後には意外性のある展開で締めている感じだか、それも既に『シックス・センス』『オープン・ユア・アイズ』などの映画で何度も使われたオチで、新鮮味に欠ける。確かにそれまでの展開を考えると、興味深い点もあるが、あまりにもありきたりなラストなだけに、印象に残らなかった。
上映時間は100分程度とそれほど長くないのだが、正直、これだけ冗長な展開ではかなり辛い。唯一褒められるところがあるとすれば、イーサン・ホークやスティーブン・ソダーバーグといった有名人がデジタルペイントを施しても、ちゃんと実物の特徴が出ているところが面白いかなという点。
インディペンデント映画にしてはかなりありきたりなストーリーだし、娯楽映画として見るにはテンポが悪すぎて、結局どちらを期待しても中途半端な作品。
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