[コメント] ドラゴンボールZ(1989/日)
この作品の最大のおもしろさは、悟空がたいして強くないという部分。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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大人気TVシリーズだった「ドラゴンボール」の劇場第4作。これまでの3作が基本外伝的な立ち位置にあったのに対し、ここから劇場は独自シリーズへと展開していく。具体的には、テレビシリーズでは話が展開していくに連れて強さがインフレーション起こしているので、それに合わせた形で話が展開するようになる。だから劇場版を観ると、その時点でのテレビシリーズがどの話をやっていたか分かるようになる。
それで本作だが、ここではまだ悟空たちはベジータと戦っている前辺りの話となってる。だから悟飯は単なるお子様で全然強くなく、悟空もまだそんなに強いってほどではない。
でも、この位の強さが一番物語としてはバランス良かったんじゃないかな?悟空が強くなりすぎる以降のシリーズでは、パターンに陥りすぎて面白さがまるで無くなってしまうから。
結局このシリーズで必要だったのは“強さ”ではなく“弱さ”の方であった事をここで端的に示していたんだな。最早手に入れる事の出来ない部分だった訳だが。
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