[コメント] ゴルフ狂の夢(1920/米)
無茶苦茶さにおいてはキートン作品の中でもトップクラスの作品。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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コメディだと強引なストーリー展開も、設定の不備もやむなしだが、本作は設定の無茶苦茶さはシリーズでトップだろう。囚人服着せられただけで囚人にされてしまうとか、反抗的な囚人をぶちのめしたらいきなり守衛にされてしまったりとか、何故かその日の内にどんどん出世するとか…と思ったら、ラストで氷解。おい。これがオチかよ!唖然。
相変わらずのドタバタ喜劇だが、危険な演技をスタント無しでやるキートンの姿はやはり凄い。見応えも充分。
同じく喜劇王と呼ばれるチャップリンの諸作品(特に短編)と較べても、大分違いがあるもんだ。チャップリンにあるペーソスや、相手を思い遣る気持ちというのは無い代わりに、徹底的に自分を虐めることで笑わせようとする。だからキートンの笑いの方がすっきりした感じを受ける。
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