[コメント] A2(2001/日)
恐怖カルト集団の内部にカメラが再び潜入。水を差す政治団体を完全に押さえ込んだスーパーコップ軍団の力を借り、ここに結集した映画史上最多にも及ぶ正義の市民ヒーロー達が悪の狂信集団にいま怒りの鉄槌をくだす。(マスコミを通すとこれぐらい曲がる?)
何も行動を起こさぬ人はそのまま圧倒的多数の人間の方に勝手に加算されてしまう。だから行動を起こすことは別に悪いことではない。ただ盲目的に正義をかざしてしまうと、この映像の市民や公安のような軽く創作の域を超える程のコンニャクぶりを発揮することとなる。実際、自分自身が訝し気に感じながらも結局のところ現実も何も見ずにボカしていた部分を現実的な方向で向き合うようみせてくれたことは感謝したい。何が正義で何が現実か?この結論はまだ僕には出しきれないが、少なくともこの映像は正しく現実であると思いたいのだが尚早だろうか?。別にこの作品は「僕らが住む世界はどちらにしても変でイヤな世の中だ」と言っている訳ではない。監督の言う「世界はもっと豊かだし、人はもっとやさしい」という言葉を迷いながらもじっくり噛み砕き、ゆっくりと自分の中で消化したい。
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