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[コメント] ミイラ怪人の呪い(1967/英)

特撮ファンとしては、かなり良い感じに仕上がった作品ですが、もう一歩、丁寧さが欲しかった作品です。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 明らかに低予算の割には特撮には力が入っていた。特にミイラ男は既に肉やら血やらが抜けてしまっているので、埃の立ち方なんかが芸細かい。キャラもかなり多く出ていて、物語も二転三転といった感じ。

 ただ、設定部分はかなりいい加減で、ご都合主義な部分ばかり。当時パピルスで作られていたはずの古文書が紙としか見えなかったとか、プレストンがミイラにここまでこだわる理由がないとか、ミイラ男がただ暴れるだけだったりと、今ひとつの部分が多く、展開が盛りだくさんの割には退屈な部分が多い。その極めつけは言語学者であるクレアが理由もなく予知能力を持っているという所だろう。ここまでやるか?と言うレベルだ。

 もう少し物語や設定を練って作ればもっと面白くなったのではないかな?

(評価:★2)

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