[コメント] わが緑の大地(1971/米)
頑固な老人を演じたヘンリー・フォンダは印象的。しかしストーリーは無駄なつなげ方が目立つ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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伐採業を仕事にしている一家が逆境と葛藤しながらも仕事をしていく姿を描いたドラマ。
最初の展開からはヘンリー一家が悪者に見えなかったが、ストを起こす街の住民の冷ややかな態度やヘンリー一家の異常なまでの仕事への執着心から、段々、この一家が悪者に見えてくる。
しかし家族が辛い仕打ちにあっても仕事を続けてる割に、ヘンリー・フォンダが演じた老人以外は伐採業にこだわってる感じかなく、いまいち街の人の反感を買ってまで仕事をする目的が伝わらない。
またキャラ作りが弱いのかポール・ニューマンは主役なのに目立たなく、明らかに脇役のマイケル・サラザンに存在感を奪われた感じがある。
ストーリーも、街の人々の反感と闘うヘンリー一家を中心にしているというよりは、突然やってきた義理の弟リーのエピソードの方が際立っていて、テーマ性に欠ける。上映時間も長い割には内容が淡白で、話の繋げ方にも無駄なところが目立つ。特にリチャード・ジャッケルが死ぬシーンで、かなり無意味な繋ぎが目立つ。
リー・レミックも家を出て行く理由が地味に描かれてしまったために、印象が薄い。
他にも仕事に少し批判的だったリーが最後は仕事を手伝う理由もはっきりせず、結局、全体的に話がかなりこじつけた展開だったのが残念なところ。
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