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[コメント] ボディガード(1992/米)

思わず劇場を出てすぐにCD屋に行ってサントラを買うくらいには歌は良かったです。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 当時旬の人気を誇ったコスナーが盟友のカスダンが無名時代に書いたという脚本に目を留め、共に製作することで作られた作品。私の場合、コスナーは好きになれないが、当時良く聴いていたヒューストンの初主役作と言うことで拝見。

 正直に言ってしまえば、本当に中身がないカッスカスの作品。『知りすぎた男』の枠組みだけ持ってきて、中身を改悪しただけの作品。

 コスナーもこんな脚本のどこに惚れたのやら?と思われるほどに起伏が無く、80年代に乱発されたよくあるアクションサスペンスとなんら変わらない上に、設定としても無理ありすぎ。ラストのアカデミー受賞シーンでの狙撃なんて、いくらなんでも犯人は馬鹿すぎるだろ。

 それにキャラクタの設定も、やっぱり役者初挑戦と言うだけあってヒューストンの演技が硬く、ツンケンしている時と、相手を信用してる時のギャップがありすぎ。エキセントリックな演技をさせれば下手さは目立たないのかも知れないけど、それも限界があった感じ。しかも劇中ではオスカーで女優賞受賞って、アカデミーを馬鹿にしてないか?それと、コスナーは常に寡黙さが売りなのは分かるけど、こと本作ではそれが単なるむっつりスケベにしか思えず。ガード対象を自分の家に引っ張り込むなど、職務怠慢というよりもストーカーっぽいぞ。

 ただし、少なくとも本作はたった一つ素晴らしい売りがあることは確か。ヒューストンをスター役にしたのはここだけは正解で、とにかく圧倒的な歌唱力には驚かされる。

 一種のプロモーションムービーだと思って観るのが正しい観方かも?

(評価:★3)

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