[コメント] 妻と女秘書(1936/米)
ルビッチ作品にしてはかなり退屈。ジーン・ハーローがお色気を抑え保守的で大人の落ち着きがあり印象的。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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妻帯者の社長が、やり手の女秘書と親密になるに連れ、夫婦仲がこじれていく姿を描いたコメディ。
ジーン・ハーローがいつものセクシー路線から脱却し、大人の落ち着きのある演技に挑戦し新境地を開いている。台詞回しも大人っぽさが感じられ、やり手の女秘書ホワイティ役を好演。ホワイティを思う青年デビッド役ジェームズ・スチュワートも相変わらずいい持ち味を発揮している。
ストーリーとしては、結局ジェイクの起こした行動が全部悪いのに、なぜかホワイティのせいにされているのがちょっと不可解。彼女のキャラはあまり悪女っぽく描かない方がよかったと思う。
特に、ホワイティがリンダにジェイクと復縁してほしくて話すシーンは、見せ方が悪いせいか、ジェイクとリンダがなぜ復縁したのかが説明不足。しかしホワイティ存在をただ蔑ろにせず、デビッドと最後にはしっかり復縁させているところはよかった。
総評として、せっかく演技に新境地を築いたハーローが好演していたのに、彼女のキャラの位置づけが中途半端なせいで、今ひとつ面白味に欠けるのが残念。
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