[コメント] ニューヨーク東8番街の奇跡(1987/米)
SFとはメカや設定が大切ですが、一番重要なのは他の映画と同じ。人間がちゃんと描けているか。です。これは充分すぎるほどの及第点。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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SF作品とは、何もドンパチするだけが能じゃない。こういったハートウォーミング作品だっていくつも作られている。ロボットと人間の交流だと他にも『ショート・サーキット』なんて佳作もあるけど、こっちも負けちゃいない。
本作の良さはキャラクターの描写にある。小さな宇宙船のような宇宙人たちの描写も良いけど(一つ一つにちゃんと個性を演出する細かさよ)、住民たち、それに地上げ屋の描写も良い。そこに描かれる人間たちは皆、何かしらの心の傷を持っていて、さりげなくその描写を入れることによって、一人一人がとても魅力的に描写されている。普段むっつりして、人付き合いの悪い奴だと思われていた男が宇宙人の身体を治そうと必死になる姿や、地上げ屋が住民のお婆ちゃんの前でたじたじになる姿とか…これも演出って言えばそれまでだけど、そんな細かいところまでしっかりと演出してるって事をもっと評価して良いんじゃないかな?
当時、柄にもなくちょっと感動してしまったんで、何とか説明しようと焦ってるだけだったりするが(笑)
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