[コメント] ミッションブルー(2001/米=オランダ)
オーソドックスなストーリーながら手堅く楽しめるエンターティメント
ストーリーに特別目新しさは無いが、ぐいぐいと観客を引き込んで90分間 きっちりと楽しませてくれる。この作品の最大の特徴であるブルーがかった 映像は鑑賞前に情報として知っていたが最初はやや見づらく、この画像が90分続くのかと少々うんざりしたが、話が進むにつれて違和感も無くなり、物語のクールさを強める役割を大いに果たしていたと思う。鑑賞後、監督のローレンス・マルキンはMTV出身だと分かり、成る程と思った。サスペンスフルなストーリー(キャッチコピーでうたわれる「解き明かせ、真実のパズル」と言う程込み入った謎でもないんだけど)をだれる所なく楽しませてくれた。チャリンコアクションなど古典的で軽く描いているが小気味よい。
ただ上映時間が短くスピーディーに描いているためテンポ良く楽しめる反面、主人公と警備部門の上司との信頼関係や会長の息子との確執等、人物描写が甘く、どの人物も今ひとつキャラが立っていない点が残念だ。主人公と各人物をもう少し掘り下げて描けていればラストシーンもより盛り上がったに違いない。
しかしながら総合的に見ても娯楽作品として十分楽しめる佳作だと思います。 金曜深夜にでもビールを飲みながら気楽に見る事をお勧めします。
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