一作目は素直に興奮できたけど、二作目はなぜかダラけて、ほんで三作目。いやぁ〜つまんなかったよ（苦笑）びっくりした。前二作が嘘のように盛り上がりの無い戦闘シーン。ずーっと戦争ばっかで変化が無いし、結局幽霊使って全滅させて終わらせちゃう、なんて拍子抜け。唖然としましたよ。

いや、作品としてのレベルはメチャクチャ高いのは確かで、他の作品の遥かに上を行ってる壮大なファンタジーであり、歴史に名を残す事は確実な傑作三部作であり、アカデミー賞はこの作品に与えられるべきである、と思う。この作品が映画史に名を残すだけの傑作である事は認める。十分★５に値する作品であり、コレだけのデカイ事をやり遂げたキャスト、スタッフ一同には頭が下がるばかり。凄い作品。これだけ多くの観客を引きつけるのも理解できる。

でもね、予告編の方が面白いんだよね。本編じゃ何度も座りなおしてケツが痛くない位置を探しなきゃいけないほどダラダラで、戦闘シーンでは全然盛り上がれ無かった。エピローグも全然泣けないし、指輪捨てる前後のサムの、フロドに対する献身的な態度も「だーから何よ？」といった具合な自分が居た。つーか、俺は予告じゃボロボロと泣いてたけど、本編じゃ途中でダラけちゃってたよ。マジ。これは決して作品の演出力が乏しい事が理由では無いとは思う、、、けどなぁ。。。ま、俺の問題だろ。

あの城を死守する為の戦闘シーンだって、個人的にはヘルム峡谷の方が良かったと思うし、あんなあっさり終わっちゃうのはどうかと思うよ。映像としてのレベルはとんでもないレベルなんだけど、なんか変化に乏しくてちょっと単調に思えてくるし。

おまけに、今回はクライマックス、と言う事もあってか、完全に「今度は戦争だ！」的なノリになっているせいか、アラゴルンやレゴラス、ギムリが何だか存在感が薄く見えてしまった気がする。いや、アラゴルンは今回の主役みたいなモノなんでしょうけど、なんだか存在感が薄かった気がする。フロドとサムのパートもゴラムがどーのこーのはどうでもいいから、さっさと終わってしまえ！という感じ（ぉぃ

三時間半、確かにこの目でレベルの高い歴史的作品は見たけど、何故か楽しめなかった俺が居る。結局、「あぁ、もういいよ」という感じしか残らず、ケツの痛みが凄かった事くらいしか覚えてない。あっ、あとリブ・タイラーの顔がやけに長かった事くらいか。

でも、どうしてもつまんなかったんだよなぁ・・・なんでだろ。まぁいいや。