[コメント] ほえる犬は噛まない(2000/韓国)
映画を見終った人むけのレビューです。
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いやぁペ・ドゥナが良かった。凄くかわいかった(それだけかよ)。突撃(?)する時にキュッとしめるパーカーの帽子が凄くいい。
と、もうその一言に尽きてしまう俺はこの映画のレビューを書く資格無いのかもしらんが、正直、彼女にばかり目が行ってたせいか、映画を見終わった直後は★3くらいかなぁ、と言う印象だった。
でも、後から後から思い出していくと、段々「あれ?面白かったかも」と思い出し、あれよあれよと言う間に、気がつけば★4の評価、と言う感じ。実際、かなり上手い映画だったと思う。あれだけ動物を虐待しておきながら観客から感情移入される主人公像を描き出したのは上手いし、っていうか、劇中どれだけ感情移入し難いキャラクターでもあっさりと描ききってしまうそのあっさりとした感じがとても好感が持てる。
あの犬(を食うのが)好き警備員のおっさんだって、ツバ吐き散らすおばーさんだって、五月蝿いから他人の犬を屋上から投げ捨てる主人公だって、勿論ペ・ドゥナだって、マンションの地下に住み着いてるホームレスのおっさんだって、どこか憎めない。。。
ギャグも同じ様に、ベタでしょーもないギャグなんだけど、それをあっさりと爽やかに嫌味なく見せるので、クセがなくて見易い。その傍らで、色々な社会問題(女性の雇用、欠陥住宅、ホームレス、動物虐待(でも鍋は文化だろ?)、マンションのルール!?等々・・って他に何かあったっけ?)に軽ーく触れながら小気味良いテンポでパッパッとあっさり見せられる。
ので、アホな俺は大笑いさせられるとばかり思っていたので、「は?笑えねーじゃん」とか一人冷めてたんですが、いやはや何故だか後々「何を!面白いではないか!」と自分と議論を積み重ねているのでありました・・・って意味分かりませんね。すみません。
あっさりと爽やかに、所々にベタなギャグとしんみりくるドラマを盛り込みながら、エンディングまで一気に持っていく。あぁ、ペ・ドゥナかわいかったなぁ・・・(って結局それかよ)
◇
主人公が、劇中のカラオケで歌ったり、エンドロールの最後の最後にちらりと流れましたが、何故にこの映画は「フランダースの犬」なのでしょうか?どっちにしろ、あの最後の最後の、聴くからに頭悪そう(←誉め言葉)な曲は最高でした。
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