学園吸血鬼アクションホラー映画｡ＴＶドラマ『バフィー〜恋する十字架』の元となった映画｡

主人公が女子高生でコミカルなアクションシーンや脇役に美形の俳優を取り揃えているところなど､アイドル映画として見るならそこそこ楽しめる映画｡しかし､恐怖演出は全くないので緊迫した状況になっても緊張感が映像から伝わってこない｡また､吸血鬼のボス役ルドガー･ハウアーがラストで戦うときになぜか日本刀というのも無茶苦茶｡

バフィ役クリスティ･スワンソンはアクションも頑張っていたし､演技も悪くないのだが､いかんせん敵側の演出が特に強さも発揮されていないので､いくらバフィーのかっこいいアクションを見せられても全く迫力が感じられなかった｡登場キャラも設定にあまりこだわっていないので､たくさん登場させてもただテンポを悪くするだけの要因となってしまった｡

デイビッド･アークェット､ヒラリー･スワンク､ナターシャ･グレッグソン･ワグナー､トーマス･ジェーン､ベン･アフレックなど現在売れ線で活躍している役者が脇役やチョイ役で出演しているところが見どころ｡