[コメント] スイミング・プール(2003/仏=英)
赤の他人として、女同士として、お互いの立場を嫉妬して、お互いの行為をさげすんで、反目し合いながらも惹かれ合う、その微妙な距離感。水面下での女の闘いが、プールを触媒に静かに加熱。
ふたりの肢体に目が行きがちですが、ここはふたりの表情、その移り変わりに注目してもらいたいところです。
物語はジグソー・パズルが完成する前に幕を閉じ、《起・承・転・混乱》との様相。それが逆に、登場しない人物や、すべてを語らない人物の素性への想像を膨らませる効果が。そのあたりのバランス感覚はお見事。
しかしながら、ハッピー・エンドを求める方や、明快なストーリーを好む方にはおすすめできないでしょう。ある種、雰囲気モノの作品ですから、カタルシスを得られないまま「なに? なに? なんで?」で終わってしまう可能性が。
最後にリュディヴィーヌ・サニエについて言及しておくと、とにかくナイス・バディ。若々しい裸に目を奪われることも多かったです。が、個人的には白のワンピースの水着がいちばんセクシーでした。
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