[コメント] キル・ビル Vol.2(2004/米)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
前作を見て期待し過ぎた感はあるけど、感想は曖昧な表現はやめ「イマイチ!」と。
ブライドが弱すぎる(実弾だったら2回死んでます。)し、サプライズがない。
前作はバカ映画でしたが、今作は説明映画と言うか、種明かし作品となっております。
ブライトとビルとの関係(男と女としての)や、例の残虐な行為の理由等ですね。
棺桶からの脱出の関連のエピソードとして、殺し屋時代に中国の拳法の達人にあずけ
られたシーンが出てきます。Vol.1の予告編にこのシーンはありましたので、監督も
Vol.1に入れるか次回にするか悩んだんだと思う。確かにVol.1に入っていたら
「???」なシーンになってしまうが、関連するエピソードとの同時進行もどうかと。
短距離パンチの説明(ブライドがあそこであきらめられない理由は他にもあるし。)
なんですけどね。
北斗神拳(?)で倒さなければならない理由もないし、北斗神拳(?)で倒すのなら
死ぬ寸前まで観客に気づかれない様にした方がおもしろいとは思う。
泣かそうとしているのはわかるけど、泣けるレベルでもないし。残念!
2004/05/15:追記
Vol.1のDVD買いました。相変わらずおもしろい! で、いろいろ気づきました。
Vol.1冒頭、2人目のターゲットVernita Greenとの対決から始まります。
当然、O-Ren Ishiの後のエピソードであり服部半蔵は持っているはずです。
でも、The Brideはナイフで戦いを挑みます。なぜなら相手がナイフを得意としている
からです。DVD収録のインタビューでユマが言っていますが、The Brideはそういう人だ
そうです。相手のテリトリーに入って勝負をすると。当然、リスクを犯して。
この性格を見落としていました。これだと、また見方変わりますね。
あと、Vernita Greenがシリアルに拳銃を隠してThe Brideを殺そうとしますが、
狙いがハズレて、The Brideの反撃にあい命を落とします。The Brideがよけたわけでは
なく、単純に狙いがはずれただけです。ピクリとも動きません。
このシーンを覚えていれば、Vol.2で飛び道具当りまくりも十分納得です。的外れな
批評をしていましたので、★3に訂正します。
Vol.1のDVDを見てつくづく思いましたが、1本の作品にした方が良かったと思う。
何年後かに出るであろう、デレクターズカットの「KILL BILL」は非常に楽しみだ。
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