[コメント] 甘い夜の果て(1961/日)
吉田喜重監督も、初期は物語性のある作品を残しているんだと、ちょっとホっとした。
彼の映画は訳分からん不条理映画しか観た事がなかったので、真っ当なものも作っていたのだと、なんだか安心しました。
とは言え、正直なところ面白みはない。荒んだクズ男を演じる津川雅彦はハマり役とは思えるが、演技面で言えば、当時はまだとてもじゃないが上手いとは言えない代物。彼の演技からは、結局「独りカラ回り」という風にしか伝わって来ず、そこには退廃的な哀しみみたいなものが存在していなかった気がします。今ひとつ作品に入り込めず。
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09.03.23記(09.03.21DVD鑑賞)
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