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[コメント] エル・ドラド(1966/米)

色々映画観てる中で、質の高いプログラムピクチャーに出会うとほっとする。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 古き良きアメリカの西部劇と言った感じの作品。かつてアメリカの西部劇ってのは、「西部人情劇」と言われていたとのことで、腕は立つが女性に対しては純情な田舎者の牧童なりガンファイターなりが、友情と愛情の間で苦悩しつつ、最後はその腕前を披露してスカッとさせるという黄金パターンがあって、その体現者としてジョン・ウェインがいる。

 本作はその全てのパーツが揃った作品であり、キャラクターの良さと完成度の高さもあってこの作品に西部劇の良さが全部詰まってるような作品となっている。

 特にミッチャムとウェインの絡みは本当に最高。親友だからこそ、裏切りが許せないために時に敵対したりしつつ、ますますその絆を強めていく。友情を越えた絆を感じさせる二人の関係には、ある意味うっとりするほどのはまり具合。

 そんな意味で実に手堅く造られた質の高いプログラムピクチャーなので、色々映画観た後で本作を観たりすると、すごくほっとできるのでお薦め。

(評価:★3)

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