[コメント] 列車に乗った男(2002/仏=独=英=スイス)
老境にさしかかる二人の男の、束の間の交換と交感。どれだけ年を重ねても、基本的に男はロマンチストなんだなぁ、と。ある意味「男ルコント映画」の真骨頂、とも言えるかも。
元来男同士の世界は、多かれ少なかれ、男であることの「共感(あるいは共犯者意識)」で成り立っている。いたずらに言葉を重ねなくても通じ合える、ある意味その世界自体が一番のロマンなのかもしれない。男にとっては。
この二人の男を見て思うこと。大人の男として様々な処世術や美学を身につけながらも、案外芯の部分は子供の時からずっと変わらないもので出来てるのではないのか、と。本筋よりも、「大人の男」というものは一体何なんだろう、ということでひたすら考え込んでしまいました(笑)。
とは言いながらも、男というのはどこまでも優柔不断で、寂しがり屋で、子供っぽいんだよ、ということを自虐気味に表明している映画(例えばトリュフォーとか、フェリーニとか)に、むしろある種の居心地の良さを感じる自分にとっては、やや入りにくい世界であることも告白します。というかじいちゃん、ショパンよりも断然シューマン派なんだ自分・・・悪かったね、クドクドメソメソしてて(笑)。
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