「カネ！成功！名声！栄光！」

かつてその全てを手に入れたであろうマコーレー・カルキンが、ギラギラの衣装に身をつつみドギツイメイクでメガホンを手に歌うのだ。 見事にこのサイケデリックでヤク中でバイセクシャルのパーティの申し子にハマッている彼は、間違いなく一番輝いている。元師匠の相棒セス・グリーンも大したものだが、やっぱり彼にはかなわない。田舎のいじめられっ子だった少年が、摩天楼のパーティーの鬼へ変貌していく煌びやかで哀しい姿に、内からにじみ出るスターの力を感じた。 　そして私はこのメガホンのシーンが一番好きだ。彼がしゃべるだけでいつの間にか唄になり、みなが踊る。クロエ・セヴィニーもこんな映画では実に活き活きしていてハマっている。マコーレーとクロエのカップルがすごく好き！最近みたキスシーンで一番のお気に入り。　この映画でカムバックしたマコーレーは勇敢だったし、誇りに思う（彼の何者でもないが） さあこの次は・・(05/1/9 DVD)