[コメント] 紅いコーリャン(1987/中国)
この時代(1920年代)の中国が、いかに女性蔑視がひどいか伺える。
当時は差別されていた病にかかっている酒屋の男の家に、金で売られた娘がみこしに載せられ、男の元へと運ばれる。嫁に行くことはもちろんわかっていて、しかも嫁に行けば毎晩何をするかも想像がつく。それだけでも娘にとっては、かなりのストレスで、憂鬱きわまりなく、自分の人生は終わり、墓場に行くようなものだと思っているに違いない。まああくまで想像だけれども。 そんな心境の娘を運ぶ途中、男たちが集団で、御輿を揺するわ、なじるわ、侮辱することによって娘の心を傷つける、まさにいじめ。しかもそれが当時の風習だと。(冒頭でそういうナレーションがあった) 当時の中国での女性に対する考え方(というか、差別感?)がよくわかるシーンだった。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。