[コメント] 花咲ける騎士道(2003/仏)
単体で観てもかなり面白い作品ですが、改めて本作を観ると、オリジナルの凄さというのが改めて分かります。映画にはこんな楽しみ方もありますよ。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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1952年に製作された『花咲ける騎士道』のリメイク作で、物語はオリジナルに準じているが、オリジナル版のジェラール=フィリップの存在感は流石に無理。それで本作はオリジナルよりもストーリー重視と、ヒロインの活躍の方にかなり重点が行っているのが特徴。特に後半になると凛々しく自分の信念に従って大活躍するアドリーヌの姿の方が主人公のファンファンよりも遙かにキャラ立ちしていた。クルス自身がそう言うキャラだから(ファンだし)。そう言う形で中心となるキャラクタを分散させることで、物語の味わいはオリジナルよりも上がっているかも知れない(それでもこれ単体で観るなら、やっぱり軽すぎると見られるのだろうな)。
ラストをあっけなく終わらせるのではなく、しっかり見せ場を作ってアクションシーンを入れたのは、オリジナルに思い入れが高い分ちょっと残念だが、普通の映画として観る分には面白いので充分及第点。
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