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[コメント] 紅の豚(1992/日)

 イタリアが戦争へと傾きつつあるなか、自分の信念に従って、自由に空を舞う。人としてやってられなかったんあろうな。
真実捜索人

 宮崎作品のなかで1番好きな映画です。  時代背景が、今の日本と似ているんじゃないかと思います。昨年、石原東京都知事が、ビッグレスキュー2000と銘打って、軍事訓練さながらのことが行われました。  映画のシーンで、戦車が街中を走る所なんか、そっくりです。  恐らく、宮崎さんが今の時代に警鐘を鳴らしたんじゃないかと思います。最初は、おき楽な道楽漫画だったものが、その時代背景と、今の日本の危険な状況を考え、そういう設定になったんだろうと思います。  紅の豚が、最後人間に戻ります。あれは、いつまでも豚となって今の時代を否定していてもどうにもならないから、あえて人間に戻り、当時のスペインに行き、フランコ将軍に立ち向かい自由を求めにいったんです。  信念を曲げずに、己の思う正義のために生きていく。かっこいいですね。私もそうでありたいと思う作品です。

(評価:★5)

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