[コメント] 模倣の人生(1934/米)
黒人との人種を超えた友情を描いた作品というのは珍しくはないが、その中でお互いが人種を気にすることなく普通に交友関係を築こうとする映画は珍しいので興味深く見れた。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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使用人の黒人の母子と白人母子の友情を描いた映画との友情を描いた映画。 黒人との友情を描いた映画というのは沢山あるがこの映画はあくまでもお互いに人種を気にせずに普通に協力して店を経営したりと割と黒人を平等に扱っていて人種差別に対するテーマ性が強く興味深く捉えた。 黒人女性デライラと白人女性ビーとの友情が話の中心なのだが2人の結びつきや関係の描かれ方が思ったより浅く、今一つ話の軸が弱い。特に映画としてはあまりどうでもいいビーと婚約者との関係が中心に描かれすぎていてラストの感動要素が薄い。せめて前半でのデライラとの友情をラストまで貫いていてくれれば映画としても感動できただけに残念。 脚本が悪いというより演出の問題だと思う。 またデライラの娘とデライラとの関係が思ったより描かれていないのも残念、あまり話の中心ではないビー達のエピソードを中心に描きすぎという感じ。 役者としてはクローデット・コルベールはコメディでの演技とは違った印象の演技で最初はコメディの女優だけにあまり期待できなかったが思ったよりも母親役をそつなく演じていて演技の意外な一面を見せてもらった。デライラ役ルイーズ・ビーヴァーズもなかなか演技が上手かった。
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