コメンテータ
ランキング
HELP

[コメント] キャットウーマン(2004/米)

女版『悪魔の毒々モンスター』。以上、全ての物語の説明終わり。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 キャットウーマンがあのフェロモンの固まりベリーだと言うことで当初は期待したが、敵役がストーンと聞いた途端劇場で観る気をなくす。この人は独特の持論を持ち、常にフェミニスト発言を繰り返すが、実生活のみならず映画でもそう言う役ばかりやっていて、物語から見事に浮きまくっていて痛々しいのと、どうにもあの態度が気にくわないので、この人が出るとあんまり面白そうに思えなくなってしまう。

 それで実際に映画観てみると、なんだか本当にストーンはストーンそのもの。これも一種男社会に対する女性の反逆なんだろうけど、女の主張が延々と続き、最後は男を見下して殺す…なんだかなあ。折角のベリーの好演もこいつが出た途端に下らなく見えてしまう不思議。

 これを敵役にしたのが全ての元凶…と言うか、書いていて分かったけど、本当に私はこの人嫌いなんだな。

 大々的に宣伝した大作の割には話のスケールが小さすぎる。結局ベリーのお色気とアクションで観るしかない作品なんだろう。それで良いという人には是非お勧め。ボンデージ姿の立ち居振る舞いは確かに一見の価値はあるだろう。バートン版にあった闇の部分とか、物語の展開を期待してはいけません。割と批評は分かれるんじゃないかな?

(評価:★1)

投票

このコメントを気に入った人達 (0 人)投票はまだありません

コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。