通常一人を三人にしたトコロで、超人的な体力ばかりで野生の知恵みたいなものがないので、それほど怖くありませんでした。つーか話が進むにつれて、何かサバイバルアクションになってませんでした？｢そんなダイブアリかよ｣とか、｢飛び道具は反則だろ｣とか、｢松明持ってねり歩いたらただの山狩りでしょ｣とか。とはいいながらも、アスレチック感覚満点の追っかけっことして、それなりに楽しめましたけど。

思ったのは、舞台が広いのも考えモノなのではないのか、と。広すぎて殺る側の地の利みたいなものがあまり発揮されてないし、逃げ回った揚句にまた振出しに戻ってしまった、みたいな迷路感覚もないし、トラップも少な過ぎ。そしてやっぱり三人もいらないと思う。その三人がジェイソン並なら、こんなの一瞬で片付くはずなのに、妙にてこずっているってことは、一人ひとりに隙があり過ぎだからでは。

というか、未開の星に不時着＆遭難した男女が凶暴な原住民に襲われる、という映画ならばそれなりに納得です。いや、もっとチームプレイ発揮してるか。

(2006/7/23)