[コメント] 人生は琴の弦のように(1991/中国)
物語が進むほど引き込まれていった。
村人の争乱を、琴の音色と歌声で沈めてしまう不思議な力を持った老人と、恋に戸惑う青年の人生を力強く描いている。
広く乾いた黄土色の大地を舞台に、所々、赤々と燃える松明(たいまつ)の炎に照らされて詠う詩人の顔や、黄金色に輝く干し草の上で戯れる若い二人など…ハッとするような色彩感覚を見せてくれる。同監督『さらば我が愛』や『花の影』などの耽美な映像とは違った、壮大な景色もよかった。
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