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[コメント] 約三十の嘘(2004/日)

レザボア・ドッグス』、とは違うけど、まぁやろうとしてる事は似てるか。 2005年2月3日劇場鑑賞(厳し目採点)
ねこすけ

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







舞台を一箇所に絞って、人物の会話のみで1時間半見せきる。何とも自主映画な臭い漂う作品。だけど、見れば分かる通り作品の完成度的にはプロの仕事って感じですかねぇ(詳しい事分からんけど・自爆)

あ、でもあの着ぐるみ、別に必要なかった気がする。確かに、ある程度作品に特色みたいな物があった方が良いかもしれないけど、あれじゃグッズ売る為のPRにしか・・・あ、そっか。映画も産業だから仕方ないか。

ただまぁ、この手の作品、やっぱり紙一重で駄作になる訳で、やっぱこういうのをヒッチコックをがやると面白くなるのだろうなぁ、と思いながら見ていた。まぁ割と手堅く作っているな、と言う印象。飛びぬけて面白いとは思わなかったし、好きな人には楽しめる作りだろう。

――でも、俺はどうも楽しめなかった。とりあえず、この手の会話主体で派手さに欠ける雰囲気で描かれる「謎解き」と言う物語に、どうも興味をそそられない、と言うのが大きいのかもしれない。

どうも、全体的に作りとして面白味に欠けていて、謎解きの件も今ひとつ意外性や面白味に欠けていて正直ガッカリだったし、この手の設定に必要不可欠な小道具の活用や、人物一人一人の持ち味が今ひとつ活かされておらず、会話が楽しめる人は楽しめても、それが楽しめなかった人=俺には、どうもつまらなく感じた。

第一、映像がどこかテレビドラマ、そう、火曜サスペンスがレベル高くなった感じにしか感じなかったのが一番見ていて辛かった。あの寝台特急を大切にしてるのか、舞台だから執拗にカットを挿入したのかは知らないけど、何かあのカットが一番テレビドラマ臭さを助長してる感がして、物凄くもったいなく感じた。

撮りたい気持ちも何と無く分かるんだけどね。それはそれで。

(評価:★2)

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