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[コメント] ピンク・フロイド/ザ・ウォール(1982/英)

不思議な映像トリップ作品。こう言うのはとにかく好み。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 1979年に発売されたピンク・フロイドのアルバム「ザ・ウォール」を映画化した作品。一応アルバムのコンセプトに沿ったものとなってるようだが、ストーリーはあってなきがごとし。フィルモグラフィでは緻密な脚本を作ってるパーカー監督とは思えないような不思議な物語になってた。

 ストーリーラインは、今ひとつつかみ取れないところもあるけど、一人の男の幼少からの成長を描いているようだ。抑圧的な社会で成長した青年が、ロックスターとなり、その後自分のカリスマ性を武器に今度は政治へと向かい、やがてボロボロとなっていくというもの。

 その過程で常に彼の前には壁が立ちはだかる。時にそれは自分の行くべき道を規定するものとして、時に自分を囲むものとして、あるいはそれを打ち壊すものとして。これらをどう受け止めるかは完全に視聴者の方に任されている。そう解釈して良いんだろうか?

 なんかこういうノリで作ったような、それでいて深さを感じさせるようなものは昔とても好きだった。今にしてみると、自分自身の思いをそれに込めてしまい、拡大解釈してたのかもしれないけど、そういう自分自身も今からすると、いとおしい存在なのかも。

(評価:★4)

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