[コメント] ブエノスアイレスの夜(2001/スペイン=アルゼンチン)
映画を見終った人むけのレビューです。
これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。
アルゼンチン軍事クーデターの犠牲となった女性が主人公だったので、テーマは重く興味深かったですが、支離滅裂なストーリー感(中途半端にエロ取り入れたりとか、どこに焦点を絞りたいのか)否めなかったです。確かに痛切な内容でしたが、登場人物達の言動に”?”が多過ぎました。音楽(ピアノを基調とした旋律)・音響もホラーの様で合ってない気がしました&不快です。
○カルメンをずっと思い続けていた医師の、のっけから言動・心境(長年に渡るカルメンに対する熱い想い。同じ苦を経験し、ある種の感情が湧くのは分かるが、あの熱い愛情にはちょっと疑問。描写が少ない)全てよく分からない。
○カルメンの妹の、姉に対する執拗さもよく分からない。ついでに言えば、歳の離れ具合も気になる。
○ラスト、カルメンの妹が家を出る理由も、母親に冷たかったのも(私はそう感じた)、その後妊娠していた子供をどうしたのかも分からない。
○グスタボ(ガエル・ガルシア・ベルナル) はモデル業(売り出し中だが)兼、男娼をして、沢山の女性と知り合っていただろに、カルメン(セシリア・ロス) に痛烈に想いを寄せ、カルメンもまた、20年もの間人を拒絶し続けてきたのに、グスタボに惹かれた過程の描き方が雑だからか何なのか、あまりにもあっさりすんなりいき過ぎな気がしてならない。(本当は親子で血が繋がっていたから、お互いインスピレーションか何か感じるモノがあったんだろう。と言われてしまえば、それまでなんですが。。)
○グスタボが父(実の父ではなかったが)を、撃ってしまったのが分からない。しかも、1度ではなく、何度も。。
と、書き出したら止まりません。
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