[コメント] ジョージ・ルーカスのTHX−1138(1971/米)
これを観ていると、SFというのはアイディアだなと思わせられます。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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管理社会を示すのにクリーンさと明るささを強調して無機質さを表し、そこでほとんど会話を出さないことで人間関係の異常性を強調する。これだけで充分SFとなり得るのだ。実際金かけた大作はどうしてもアクションに偏重する傾向があるため、SF作品なんだかアクション作品なんだか区別が付かないようなものになるが、低予算だと、そこにかける金を遣わないから、設定をソリッドに見せることが可能だ。本作はそう言う意味では突き詰めたSFと言った風情があって、それが嬉しい。特撮部分がちょっと少ないのはちょっとした不満でもあるけど、設定だけでちゃんと見せる作品は作れるという好例だろう。
尚、ルーカス自身この作品には相当の思い入れがあるらしく、『スター・ウォーズ』で儲けた金でプロダクションを作る際、新システムにTHXという名称を与えている。今やアメリカを代表するSFスタジオとして名高い(日本の作品でもここで録音やSFX演出を作り出すことが多い)。
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