[コメント] サーティーン あの頃欲しかった愛のこと(2003/米=英)
想像していたよりも硬派な作りに関心。 2005年5月1日劇場鑑賞
あまり期待していなかった。正直に言うと、「どーせありがちなティーンエイジャー物だろ」って言う軽い気持ちで見に行ったが、この映画はもっともっと、俺の想像を超えてヘヴィな映画だった。良い意味で期待を裏切られて、凄く嬉しい反面、自分がこの時期を越えてしまったからだろうか、若干の物足りなさを感じた。そんな自分に少し悲しくなった。
国籍の違いだろうか。文化の違いだろうか。
彼らの行動は、なるほど確かに理解できないわけではない。何かと理由をつけて説明も出来るのだろうけど、俺にとって一番の問題は、なぜこの映画で描かれた事が俺にビビッドに伝わってこなかったかってことで、まぁ要するに何か自分の中で越えちゃった線があったのかもしれない。
◇
そういうどうでいい話抜きにして、硬派に作られているのに関心。ありがちなティーン映画に陥らずに、きちんと問題を問題として冷たく突き放した視点からストーリーを描いている点が良い。中途半端なエンターテイメントに陥るのではなく、リアルをリアルとして徹底して突き放して硬派に描くスタイルに、製作サイドの「本気」を感じた。
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