[コメント] 電車男(2005/日)
2ちゃんねるが一気にメジャーになったきっかけでもあるこの映画は、オタク青年の純愛映画ということになっているが、もう一つの側面として、スレ住人の切ない思いがある。
お互い会った事も見たことも無い住人同士が一致団結して見返りも無いのに一人の電車男をバックアップする。またリアルでの知り合いよりもネット住人を信頼する電車男。
住人は電車男に己の夢を託し電車男は託されている事をわかっている。言葉に出さなくても「空気」で理解している。電車男は住人の代表でもあるのだ。だから電車男の恋の成熟を住人は自分のことのように喜ぶ事が出来た。
これは、映画や小説に没入し主人公を疑似体験するよりもはるかに強烈な感動を覚えるはずだ。
この話が映画になってしまった場合、電車男よりもスレ住人に感情移入したほうが感動が大きいのはそのためである。
しかし、ラストは納得できないなあ。(´・ω・`)
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