[コメント] コーチ・カーター(2005/米=独)
これはアメリカの黒人にとってのバスケの意味合いとか考えないといけないので日本人には判りづらいかも。
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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アメリカには四大スポーツというのがあってバスケもその一つなのだけれど黒人の比率が一番高いのがこのスポーツで日本人の一部の人が甲子園に思い入れるより強い感情が一部の黒人にとってはある。大学バスケがESPNで放送されるほどって言えば判るかな。
NBAとかNFLとかは黒人が選手の多数を占めていてアメリカの人口比で言えば黒人は少数派なのにそういう事になっている。そこで黒人は人種的に運動神経が良いという話が流通した。逆を言えば殆どの人は明言はしないけどそういうことを言う背景に黒人が頭を使うのに向いてないんじゃないかという暗示がそういう話には込められていると考えられていて(別に運動神経が良いという話をする全ての人がそんな事思ってるわきゃないんだけど)政治的にはヤバい領域の話でもある。(優生学みたいな話になりかねないという意味で)
その暗示を突破せよというメッセージがこの映画のテーマなのだ。
政治的な話で無くても高校生の妊娠が散りばめられてたり、地域における暴力の話があったり骨太の出来。
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