このDVDを見た理由はテレビドラマ「野ブタ。をプロデュース」の堀北真希の笑顔に癒され、彼女の笑顔を再び見たいと思い過去の出演を調べて見ました。実は最初『逆境ナイン』の方にしようかと思ったのだが、レビューを見てちょっと足踏み。（笑）　しかし、てっきり近所の優しい高校生のお姉さん役かと思ったら、小学生のマドンナ役とはビビった！　『打ち上げ花火、下からみるか？横からみるか？』の奥菜恵よりは小学生には見えたけど。でも、ほとんどの出演者高校生なんだよね、この映画。

さて、そんなワケでストーリには全然興味がなかった（笑）のだが、結構見られた。公開時にこの作品の存在は知っていたけど、「ロボットが引き籠もりの代わりに学校に行く話」と聞いて、興味なし。そんなロボット作るヒマあったら、力ずくでも外の世界に連れ出すロボットでも作れ！って感じだった。あのゲームが余計でしたね。ロボットだけで立派なプロットが成立しているのだから、『ノーライフキング』もどきのプロットはいらん。それはそれで独立して作れ！って感じ。しかもそのゲームのプロットを「ごまかし」の為に悪用している。どっかに落ちていてたまたま手に入れたゲームならまだしも、普通に量販店に売っているゲームでプレイヤー全ての現実世界とリンクしたら世の中メチャクチャ。それを主人公周りの出来事だけで終始し、作品で起こる奇跡をゲームの効果でかたずけようとする。しかも曖昧に。オチを考えてないのなら、気軽に人を殺したり、死にそうなシチュエーションを作るなと。

多部未華子さん、わたしも声変わりしてない男の子だと思った。（笑）　女性としてだと微妙な顔ですけど、なかなか良かったです。あの娘をキャスティングした時点でこの映画は成立したと思う。子供が大勢見る前提でゴマかす表現をしたんだろうけど、男の子の素振りをするきっかけがが性的虐待と言うのもなかなか。当然、同級生の委員長みたいな女の子は女性って知ってるんだから、レズなの？

なんか文句だらけになったけど、もっと練り込んで作り直してもらいたい作品です。なかなか素材はいい感じなので。