[コメント] メゾン・ド・ヒミコ(2005/日)
例えるなら『スターウォーズ』のセットとスタッフを自由に使って作品を作っていいって言われたのに、結果セットとスタッフを使わなくても成立しただろうみたいな
**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。
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「ねっ、おもしろい設定でしょ?」
「ねっ、味のある俳優揃えたでしょ?」
エンドロールの中、監督のそんな声が聞こえる。ストーリがつまらないよ。
沙織(柴咲コウ)のお母さんがアノ写真を撮るまでにいたった経緯を丁寧に描いて欲しいし、沙織が上司(西島秀俊)と結ばれる理由もイマイチわからない。結局、沙織は父親(田中泯)を許せたのか? 許せたのなら、それの理由は? 最後の落書きも一瞬微笑ましく感じるけれど、あの落書きを書いた人があの場所にいるって事は悲しい事なのだよ。
あと末期癌の患者だから仕方ないと言えば仕方ないけど、セリフが全般的に聞き取りずらい。たぶんこんな事言ってるんだろうと想像はつくけど、セリフが聞き取りずらいというのは映画鑑賞の中で一番ストレスを感じる。この辺でイライラしてしまったから、もう悪い部分しか目につかなくなってしまったのかもしれない。高評価の作品なので、今一度見直してみたい気もするけど、ちょっと肌が合わなかったかな。
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