[コメント] わが青春に悔なし(1946/日)
有名な黒澤映画と比べると肩透かしを食う。それにしても,この頃の映画を観ると,当時の若者って本当に真っ直ぐだったんだなあといつも感じてしまう。
以下,この作品の感想というより,この頃の映画を観て,いつも感じることですが…。
映画を観ても小説を読んでも,昭和初期の若者って,何だかいつもこんな感じに描かれている。この作品は思想を扱ったものだから,余計にそれが出ているのだろうが…。
考え方にどことなく青臭いところがあったり,非常に一途だったり,仲間同士で本気でぶつかり合ったりして,「恥ずかしくて,見ちゃいられない」と思うこともあるけど,そこがまた羨ましくもある。
現代は若者に限らず情報量ばかり増えて,物質的にもずいぶん豊になっているけど,ここまで真摯に生きている姿勢が忘れられているような気がする。もちろん自分も含めて…。
(評価:
)投票
このコメントを気に入った人達 (0 人) | 投票はまだありません |
コメンテータ(コメントを公開している登録ユーザ)は他の人のコメントに投票ができます。なお、自分のものには投票できません。