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[コメント] ゼイ・イート・ドッグス(1999/デンマーク)

鬼のようにつまらない。ネット各所で評判が良く、「デンマークの『DEAD OR ALIVE』」との評を聞き、それなりに期待して見たのだが、見ている間は死ぬかと思うほど退屈で、見終わってからは後悔の嵐・・・。
HW

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







スタローンを何十倍もヌルくしたような冴えない顔立ちの主人公の何時まで経っても煮え切らない言動と頭の悪さにはウンザリだし、対する兄貴も悪のカリスマ性など欠片もないチンピラだし、他の仲間などに至っては単に巻き込まれてるだけの意志薄弱野郎だし、迫り来る敵キャラ達も大した執念や憎悪が無い御都合キャラだし、アクションはヘボだし・・・常日頃「ハリウッドはつまらん」とか「邦画、しっかりしろ」とか愚痴っていましたが、十分幸せな映画人生を送っていたのだと痛感。広い世の中、本当に底なしにつまらないモノがあるんですねぇ・・・。

ここには、巧みなストーリー展開も、怒涛の銃撃戦も、爆笑の小ネタも、目を覆いたくなるバイオレンスも、鮮烈な映像も、シビれる選曲も、感情の爆発も、悪の魅力も、何もありません。完全にクソです。

また、クソ映画で真面目に怒るのも嫌にはなるが、製作者達の差別意識は明らか。ブザケタ外国人描写とかも三池崇史くらい映画全体がイカれているので不快にはならないのだが、この映画にそういうクレイジーなパワーは無い。しかも、ラストなんて「異教徒を殺してもOK」みたいな発想に聞こえるじゃないか!あぁ、もう嫌だ嫌だ・・・。

(評価:★1)

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