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[コメント] Dr.SLUMP ドクタースランプ(1982/日)

マシリトが使っていたゴキブリ型ロボットはプラモデルにもなっていた。思いっきり塗装に凝ったお陰で、とても気持ちが悪いものが出来てしまった思い出あり。
甘崎庵

**ネタバレ注意**
映画を見終った人むけのレビューです。

これ以降の文章には映画の内容に関する重要な情報が書かれています。
まだ映画を見ていない人がみると映画の面白さを損なうことがありますのでご注意下さい。







 アニメ「Dr.スランプ」の映画は本作を含め、10作品あるが、その大部分は東映まんが祭りの一本。その中で唯一の長編が本作となる。かなり力が入っていたらしく、当時ばんばん宣伝がうたれていたし、劇中に登場するメカ“リブギゴ”がプラモデル化までされていた。丁度ガンプラブームのまっただ中と言うこともあって、私自身がパッケージに一目惚れして、本編観てない時期に購入していた。だからなんだかちょっと思い入れがある作品でもある。

 物語自体はちょっと長目と言う事もあってちょっとした工夫がされており、いくつものコミカルなミニエピソードをこなしていく内に、徐々に物語の本質に迫っていくという形となっている。そのため作品がやや散漫になってしまったという欠点もあるけど、シリアスな物語にするよりも、ギャグ作品らしさを追求したということで、この作り方は悪くなかったと思う。原作のサブエピソードや描写などもふんだんに用いられて、原作ファンも納得の出来だろう。みどり先生が宇宙人?と言うぶっ飛んだ設定を飲めればとても楽しい作品になる。

 原作を読んでいて、「すげー」と思った描写があった。Dr.マシリト(本作のドクターマシリトと同じ顔をしているが別人)の乗るキャラメルマンとアラレの対決で、思いっきりジャンプして着地したら、地球そのものが惑星軌道をずれてしまうという、『妖星ゴラス』も真っ青な描写だったが、それが別な形でここで描写されていたのがなんだかとても楽しかった。

(評価:★3)

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