[コメント] ビッグ・スウィンドル!(2004/韓国)
最後まではらはらどきどきとはいかないが、脚本はそこそこしっかりしている。見所はパク・シニャン が中心だが、退屈はしない。
ナム(他人)とニム(あなた)の紙一重さについては、小倉紀蔵が「韓国は一つの哲学である」で書いているが、この辺が韓国らしいところか。原語がわからないと笑えないギャグもちらほら(訳語の上に原語発音ルビを入れるのは、まぁ、多くの人が知っていると見なせる英語の一部の語彙を除くと、翻訳者の完全敗北を示しているよなぁ・・・)。
どうでもいいけど、パンフの「名作<クライム・サスペンス>映画30本をめぐる12のポイント」は迷作。映画のおもしろさには全然関係ないけど。『太陽がいっぱい』から『コラテラル』までに本作を加え、完全犯罪や大金など12のキーワードを並べてどの映画にどれが入っていたかと。そして、本作はそれが全部あるぞーという理屈。駄作でもパンフはおもしろい、無理矢理ほめるところを探すから意外な視点を指摘してくると言っていた友達がいたが、本作を駄作とまで言わないけれど、よーやるわって感じ。
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